認知症の原因を知ろう!
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最終更新日:2013/10/02
認知症かなと思ったら アルツハイマー, 認知症
認知症はある日突然発症するように思われがちなのですが、認知症の原因となる病気というものが存在します。
認知症の原因は、基本的には脳の病気です。
日本人の認知症のうち一番多いのはアルツハイマー病で、認知症のうち約60%を占めていると言われています。
アルツハイマー病の次に原因として多いのが、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害と呼ばれるものです。
アルツハイマー病や脳血管障害による認知症は治ることはなく、アルツハイマー病による認知症の場合は、進行していきます。
そのほかには、下記のような原因も存在します。
頭部外傷:
頭部を強く打った際に一時的に低下し、その後に認知症の症状が現れる場合があります。この場合、認知症の症状は改善することはありません。
脳腫瘍:
脳腫瘍のできる場所によって、認知症の症状が出る場合があります。
低酸素・無酸素脳症:
何らかの原因で心臓停止等が起き、一時的に脳の神経細胞の酸素が不足することで、長期にわたり認知症が続くことがあります。
慢性硬膜下血腫:
頭蓋骨の内部に血腫ができることにより、運動障害、意識障害、認知症を引き起こす場合があります。
ピック病(前頭側頭型認知症):
生活や、性格の変化がみられるようになり、認知症が発症します。若年性認知症のひとつで、進行はとても早いといわれています。
レビー小体病:
パーキンソン病のような運動障害、認知障害、幻視というような症状が現れます。脳に異常な物質であるレビー小体が発生します。
パーキンソン病:
主な症状は歩行障害などの運動機能の障害ですが、パーキンソン病の症状が進行していくにつれ、認知症が発症することがあります。
アルコール性認知症:
アルコールを大量に摂取し、アルコール依存症になると、アルコール性認知症になることがあります。
進行性核上麻痺:
歩行障害、運動障害などの神経障害に加えて認知症を発症する場合があります。
変異性クロイツフェルト・ヤコブ病:
異常なタンパク質からできたプリオンによる伝染病で、神経障害のほかに認知症が現れます。日本では狂牛病で有名になりました。
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