食事を食べたのに食べていないという認知症の方の対応

公開日: : 最終更新日:2013/12/03 認知症の正しい介護間違った介護, 食べ物・食事・飲み物

認知症の方が食事をまだしていないと言った時、あなたなら?

認知症の方の中にはよく食べたのに、「今日は朝から何も食べさせてくれない」と言ったりすることがあります。
私の知り合いのおばもそうでした。まだ施設に入る前の事ですが、初期の認知症の時会いに行くと「嫁が朝から何も食べさせてくれないのよ。ほんとにひどい嫁だ」と毎回のように言っていました。

 

嫁姑の関係が悪かった記憶が残り、近所でも食事をもらっていないと言う姑

元々嫁姑の仲はよくなかったのですが、ご飯やお風呂などはちゃんとしてあげていました。しかし、おばの中では、仲が悪いことが記憶に濃く残っているので、「食べさしてくれていない」と悪いように言うのです。お嫁さんも身内で言うのは構わないけれど、外に出た時に近所の人にまで言うのがたまらないと悩んでおりました。

私は「どうゆう風に対応していますか?」と聞くと、「さっき食べたでしょ、とかもうすぐご飯できるから待っててください」と言っていたそうです。どうしてもそのように言いがちなのですが、これは逆効果です。ご本人さんはお腹は満たされているかもしれないけれど、頭の中では満たされてないので、お腹がすいたと訴えるのです。

 

認知症の方の訴えを否定しないことが重要

そんな時は、ご飯を作っている時は、「もう少しでできるのでその間、○○を食べて待っていてくださいね。お待たせしてごめんなさいね」というのです。
○○というのは飴や小袋タイプの小さなお菓子で構いません。そして、「お待たせしてごめんね」と言うことで、相手の気持ちも少し収まっていきます。

また、次のご飯まで時間があるときは、訴えを否定せず、受け入れることが大事です。そのために、小さなおにぎりなどを作っておきましょう。

そうすると、訴えがあったときに「今日は朝から忙しくておにぎりしか作れませんでした。次のご飯にはおかずも作るので、その間おにぎりを食べてもらえませんか?」と声をかけ、ここでも一言「ごめんなさいね」と伝えることで、相手を受け入れたことになります。

食べてないという訴えに食べたでしょ!は余計ご本人さんを不穏にさせます。訴えがあったときは「ごめんなさいね」という事が大事なのです。


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